妙高市美守の産科,婦人科,小児科 愛クリニック 〒944-0016 新潟県妙高市美守1-12-9 TEL 0255-72-4103 

                                                      

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気分はコンペートー(院長ブログ)

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「産婦人科専門医」が「乳腺疾患認定医」の資格をとったワケ

産婦人科をやっていると時々見聞きする、患者さんの乳房に関する困りごとがあります。

ひとつは、「出産後初めての授乳の時から、断乳するまでいつも、おっぱいのトラブル
は産婦人科で診てもらっていたので、授乳が終わった後、乳房のしこりが気になったの
で、産婦人科を受診したら、乳房は婦人科ではみないから、外科に行ってください。と
いわれてとまどった。」というものです。
今までさんざんおっぱいを診てもらっていたはずなのに、おっぱいは産婦人科ではみれ
ません。と言われて、びっくりというわけです。

もうひとつは「急に高熱が出て、おっぱいがパンパンに張って、赤く固くなってしまい
ました。助産師さんにみてもらって、マッサージはしてもらったものの薬が必要だから
と医療機関に行くように言われましたが、近くの産婦人科に電話したら、お産したとこ
ろで相談してくださいね。と言われて、産んだ総合病院に電話したら、予約制だから1
週間先になるといわれ、とても辛くて困った。。。」などと、いうお話しです。

出産を取り扱っている施設では、たいてい、授乳相談もしていますが、おっぱいケアの
担当は、たいていは助産師さんです。助産師さんがみて必要に応じドクターが診察をし
て、必要ならばお薬を出すといったケースが多いようです。
授乳指導は、結構な時間をかけて乳房や乳首を触ったりするこということになりますか
ら、男の先生は積極的には介入しにくいところもあり、助産師さんにかなりの部分を任
せることになるのです。
また、乳腺外科(外科)では、乳がんやその疑いがあるしこりなどを診断治療するのが
主です。ですから、授乳中です、乳腺炎ですと言われれば、「まず、産科でみてもらっ
てくださいね」ということに、なります。

診療を必要とする人が、すぐに適切な医療にアクセスできないという状況になってしま
うことがあるというのは、医療者サイドの者としては、反省しなければいけないところ
かもしれません。

総合病院までいかなくても町のレディスクリニックで乳房のトラブルをしっかりみるこ
とができると、乳腺炎ばかりでなく、乳房のしこりや、痛みなど乳房の心配事を気軽に
相談できるのではないかと思います。
また、産科では出産後、授乳の時に必ずおっぱいをみますから、その延長線上でおっぱ
いのトラブルの時は婦人科へという流れができると、おっぱいのことで悩みがあるとき
敷居が低く受診できてよいのかなと思います。

そんな訳で、日本産婦人科学会でも、女性のヘルスケアの一貫で乳腺疾患をしっかりみ
ていきましょう。という流れが最近強くなっているのです。

気軽に受診できるクリニック(自称)だし、女医だし、愛クリニックではお産はいま取
り扱ってないので、どこで出産した方にも来ていただけますし(お産をとっていると、
緊急のお産が優先になってしまうので、時間のかかる授乳指導は制限するのは仕方がな
いのです。念のため)。。。ということで、「私って、もしかして乳腺疾患の診察医と
して最適?」と勝手に判断してちょっと頑張って勉強しました。(学会や研究会への参
加、読影医としてのスキル、認定医試験合格などが認定の条件です。)
そして、先日今のところ全国で200人くらいの産婦人科乳腺疾患認定医の資格をいただ
きました! (ちなみに産婦人科専門医は、約13,000人です。)

日本人女性の11人に1人が、乳がんに罹患するといわれている時代です。
今回の資格取得をきっかけに、もっともっと勉強して、妊娠中の乳房の心配ごと、授乳
中の乳房トラブル、若い人の乳房のしこり、ご年配の方の乳がんの検診など、乳房に関
する相談事も、今までよりもさらにしっかり診療していきたいと思っています。
(乳がんの疑いがある場合や、手術のような、侵襲を伴う治療が必要な場合は、乳腺外
科に紹介します。)

すべての女性がいつも、そしてずっと元気で過ごせますように!

参考
「産婦人科専門医」:日本産科婦人科学会が認定している産婦人科の専門資格です。
「産婦人科乳腺疾患認定医」:日本産婦人科乳腺医学会(旧名称:日本産婦人科乳癌学
会)が産婦人科専門医の中から認定している資格です。


         

2018-03-21 20:36:45

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世界の常識?輝く女性の健康管理!

もうすぐ冬季オリンピック始まります。2月9日が開会式ですね。
とっても、楽しみで、ワクワクしています。
 
今回は、92か国約3000人の選手が出場の予定だそうです。
自分の試合日程に合わせて、選手の皆さんは最後の調整中でしょうか。
私はこたつにはいってぬくぬくテレビ観戦するだけですが、しっかり応援するために風邪などひかぬよう
私も!体調は万全に整えたいと思っています(笑)。
 
さて。3000人のオリンピック選手の約半数は女性です。
そして、ほとんどが10代後半から20代の若い方たちです。
競技の練習はもちろんなのですけれど、体調管理として、月経はどうしているのかなぁ
婦人科医としては、ちょっと気になるところでした。
 
そう思っていたところ、去年暮れ2017年12月に「WOMAN EXPOTOKYO2017 Winter」という働く女性向けのイベントで、元サッカー選手、なでしこジャパンの澤穂希さんが現役中はずっとピルを飲んで体調管理されていたことをお話しされて、ちょっと話題になりました。
現役中は、ピルを飲むことによって、月経を軽くし、また月経の日も調整し体調管理をしていたそうです。
また、現役引退後は、ピルをのむことをやめて、なんと1回目の排卵で妊娠、無事出産されたそうです

 実は、ピルをずっと飲んでいた方が、ピル内服を中断すると、しばらくは妊娠しやすい状態が続くというのが判っています。
澤さんが出産されたのが去年の1月ということなので、お子様はちょうど1歳になったところですね。

 
女性は月経周期によって体調が変化します。アスリートの中にもその体調の変化で成績が変わってくるという話も聞きます。
いつも、月経中に自己記録を更新するという選手もたまにいるようですが、たいていは、月経前や月経中はパフォーマンスが落ちるようです。
 
欧米の選手ではピルを飲んで月経を調整するのは当たり前になってきているようで、およそ90%の選手がピルを内服しているそうです。我が国日本では、「ホルモン剤=怖い」のイメージがいまだに根強く続いているようで、日本臨床スポーツ医学会のアンケートではトップアスリートでも5%くらいしかピルの服用経験がなかったそうです。
 
日本では誤解されがちなピルですが、月経の時期をコントロールすることもできるし、月経痛を軽くし月経量を減らすこともできるし、ドーピングに引っかかることもないし、将来の子宮内膜症などになるリスクも軽減できる可能性もあるし、ニキビが減って肌もキレイになるし、とメリットいっぱいなので、日本の女子アスリートは、もっとピルを活用したらいいんじゃないかと婦人科医としては強く思います。
ピルはもともとは避妊薬として開発されましたが、今は生活改善薬として、女性の生活の質を向上するために使われています。
保健のきくお薬もあります。
 
オリンピックに出るようなトップアスリートも、中学や高校の部活でスポーツに頑張っている選手も、スポーツ以外での活動で頑張っている女の子たちも、月経の時はいつも通りパフォーマンスが出ないな、と感じている方は、一度婦人科医に相談してみてくださいね。



 

2018-02-01 00:38:20

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乙女心とダイエットと女性ホルモンと骨の関係

スリムとふっくら
華奢と頑丈
どっちがいいかと訊かれたら、思春期女子なら、迷わず答えるんでしょうね
「スリムで華奢な方が絶対いい!」
 
最近では、スタイルを気にして、小学生や中学生からダイエットする子もいるようです。
でも、健康美を目指すなら、10代のダイエットは限りなくアウトに近い要注意!!!です。
学校健診で不健康なやせと判断される割合は中学生で5.5%、高校生で13.2%にもなるそうです。
 
無理なダイエットが「なぜいけないか」というと、栄養不足で元気がなくなる、免疫力が落ちて風邪をひきやすくなるなど、今現在の健康を維持できないことも心配なのですが、
もっと長い目で見て、一生涯にわたってきれいと元気が維持できなくなる!!!
そんな心配があるのです。
 
月経不順を訴える中学生、高校生の半数はダイエットが原因だそうです。
5キロ以上、あるいは現在の体重の10%以上体重が減少すると、たいていは月経が不順になります
月経周期があるということは、妊娠する準備ができているよということなのですが、体重が極端に減少すると、妊娠して次の世代に命をつなぐことよりも自分の命を維持することが大事になるので、卵巣の機能が悪くなってしまうのです。
 
そして、月経が来ていないは、女性ホルモンが足りない状態です。
女性ホルモンは、実は、骨を作るのにも必要です。
初めての月経から数年の間に女性ホルモンの力を借りて、女性は骨をしっかり成長させていきます
この時期に女性ホルモンが足りないと、スカスカ骨の20歳になってしまいます。
実は骨密度のピークは20歳ころで、みんなその後徐々に骨密度は下がっていくので、10代で骨がしっかり作られないともう、取り戻すことができないのですよ!
 
まだまだ妊娠する予定はないから、中学生高校生の間は月経不順でもいいや という考えは、一生の後悔に繋がる可能性が大きいのです!
確かに、妊娠する力は、20歳過ぎてからの治療でもある程度取り戻すことができますが、ピークボーンマス(Peak Bone Mass)=最大骨量は20歳で決定してしまいます。
 

いつまでも、きれいで元気でいるために、無理なダイエットはやめましょう。
 
それから、月経不順がある時は、ダイエットが原因でもそうでなくても、一度専門家に相談してください。大人になってからでは遅いこともあるんですよ!


 

2018-01-24 20:27:56

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至急でない筋腫のお話し

子宮筋腫、切るべきか切らざるべきか。今日はそんなお話です。

「子宮筋腫がありますね」と、もし診断されても、慌てる必要はない(至急の話ではない?)、そんなお話ですので、リラックスしてお読みください。
 
子宮がん検診の時などに、偶然筋腫が見つかることは、実はよくあることです。
 
婦人科の診察を受けると、30歳以上の女性の4~5人に1人は子宮筋腫が見つかるといわれています。20歳代でも筋腫がみつかることもあります。
顕微鏡で見つかるほどの小さい筋腫まで入れると、実に77%の女性が筋腫を持っている、といわれます。
 
「筋腫があるようですね。」とお話しすると、
そういえば、最近、「月経量が多くなってきた」とか、
「月経が長引いて、血の塊が出たりするけれど、歳のせいかと思ってた」などと、
いうお返事があることもあります。
筋腫があることと治療が必要かどうかは、直結しないので、この先も読んで下さいね。
 
何センチになったら、手術した方がいいんですか?」という質問もよくあるのですが、
子宮筋腫の手術をするかしないかは、大きさだけで決まるわけではありません。
 

子宮筋腫があっても、症状がない方は基本的に治療の必要はありません。
症状があっても、薬などで症状が軽減すれば手術しなくてもよいのです。

念のため補足しますと、「症状」とは、日常生活の質(Quality of Life=QOL)を好ましくないものにしてしまう、自覚症状や医学的に治療を必要とする身体現象を指します。
 
また、筋腫は、不妊や、流産、早産などの原因になる事も多いので、妊娠を希望する方は自覚症状があまりなくても治療した方がよい場合もあります。
 
子宮筋腫は、筋腫の大きさでなく、症状や年齢や、ライフスタイルなどで治療法が違ってきます
検診などで「筋腫あり、経過観察」となっているかたは、一度婦人科かかりつけ医で診てもらい、正確に自分がどういう状況なのか説明を受けると心配が減り豊かな人生を送れますよ。



 

2017-12-10 20:36:15

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どうする?思春期の月経不順


 中学生・高校生くらいのいわゆる思春期と呼ばれる年代の女の子たちの中には、月経が順調にきていない方も多いと思います。
 
少し気になりながらも、妊娠・出産はまだまだ先の話だし、月経不順でも気にしなくていいのかな などと思っていませんか?
思春期は子供から大人への通り道。
このころの女性ホルモンの働きが、将来の妊娠出産のためだけでなく、骨や血管の状態や、脂質や糖の代謝など、子供を産む産まないにかかわらず自分自身の一生の健康にもかかわってきます。
 
中学生・高校生の女の子たちと、そのおかあさん方に向けてお話ししましょう。

<おかあさんへ>

 思春期の月経不順は、いつまで様子をみたら良いのでしょうか?
 
検診など、自分の診察で来院されたお母さんに良くきかれる質問のひとつに、「娘が月経不順なんですが受診した方が良いですか?」というものがあります。
 
初めて月経があってしばらくは月経不順があってもあまり心配ありません。初経より数年は二人にひとりは月経不順があるとも言われています。思春期始まりのころは、まだ卵巣の機能が未熟なのでちょっとした体調不良や、ストレスなどでも月経は不順になります。
 
<ご本人:おかあさんへ>

受診のタイミングは、まず、本人が、出血が続いたり月に何回も月経が来たりして「嫌だなうっとうしいな」と思っているとき、月経の間隔があいて不安になっているときなどです。
若い女の子が月経の事で悩むのは学校生活にも大きな影響がありますし、良くありません。ぜひ受診して(させてあげて)ください。 
高校を卒業すると、進学や就職で環境が変わってしまいます。その影響で、月経不順が悪化することも多いものです。
親元を離れてしまうと気になっていてもなかなかひとりで婦人科受診はしにくいかと思います。
 
本人は全然気にしていない(ようにみえる)けれど、受診した方が良いのは
『3カ月以上月経が来ないとき。』また、『月経不順になった頃から体調不良があったり、急に体重が増えたり減ったりした時』、『15歳過ぎても1度も月経が来ないとき。』

などです。
 
<ご本人へ>
どうしたらいいかなぁと思っているかたは、先程書いたようでなくても一度婦人科受診してみてくださいね。月経不順は、問診や、ホルモンの血液検査や、お腹の上から超音波検査をすることで診察します。「内診」は嫌だなぁ、と思っている方もいることでしょう。婦人科を受診すると内診が必ずあるのではないかと心配しなくても良いですよ!
 

婦人科デビューは中学生・高校生でも早すぎません!
 


 
 
 
雪、とうとう降りましたね、今年も。
初雪、お山のうっすら雪化粧はとても美しいと思いますが、雪国で暮らす私たちにとって雪は美しいだけのもではありません。今年の雪はどれくらい降るのだろう、いつ頃大雪になるのだろうと言うのはこの季節の最大の関心事ですね。
冬を心配するより春を思いたいという事で、無理やりこじつけのような気もしますが、今日は思春期のお話でした。
 
心配事はなくして冬を楽しみ、春を待ちましょう。
 
 
 
 

2017-11-19 23:41:59

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10月はビックリポン!!

「10月はビックリポン!!」
 
10月はピンクリボン月間ですね。」と、友人からのメッセージが届きました。
えっ?びっくりぽん?・・・びっくりぽん??
「びっくりぽん!」、といえば、NHK朝の連ドラ?ついこの間最終回で、今ちょっと、「ひよっこロス」です。
でも、「あさが来た」は2年も前のドラマ。。。
今頃、2年前のヒロインの口癖の「ビックリポン」なんて、こっちがビックリポン!ですよ??と思って、もう一度よくよく見たら、「ビックリポン」ではなくて「ピンクリボン(PINK RIBBON)」でした。
 
そうでした、今月10月は「ピンクリボン運動月間」なんですね。
 
「ピンクリボン運動」とは、乳がんについての正しい知識を広めて、乳がん検診、早期発見早期治療の大切さを広める啓発運動です。1880年代にアメリカで始まり、今では世界各国に広まっており、特に10月は「ピンクリボン運動月間」として、各地でライトアップや、ウオーキングなどのイベント、シンポジウムなどが行われています。
 
日本では、現在、乳がんにかかってしまう人が増え続けていて、女性の11人に1人が乳がんにかかるといわれています。また、30歳から64歳までの女性の死因の1番が乳がんです。
 
きっかけがないと、なかなか検診も受けづらいものですが、ピンクリボン月間のこの10月に、乳がん検診を受けてみるのはいかがでしょうか。
 

2017-10-11 15:13:41

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乳がんは痛い?


 先日、「おっぱいが痛いんですよね。乳がんが心配で。」という方がいらっしゃいました。
 
「痛いから乳がんということはないのですが、念のためみておきましょうね。」
ということで、触診や超音波で診察をしましたが、何も乳房に異常はないようでした。
 
でも、ここのところを押すと痛くて、ここからここまでが突っ張っている感じで、右は何ともないのに、左だけが痛いんですよ。と症状を細かく説明してくださいました。
介助していた看護師がそれを聞いていて、自分の乳房を押してみたり、腕を上げたりしていたかと思うと、
「私も、全く同じ痛みがあります!」と、言うのです。
「えっ?あなたも?左だけ?」と、私もびっくり。
「あの、私はこないだの休みの日に芋ほりしたせいだと思ってたんですけど…。」と、看護師が言ったところで、
「あっー、私も芋ほりしましたぁ!!!」と患者さん、腑に落ちたという表情。
 
原因は、芋ほりによる筋肉痛だったんですね。わかってしまえば笑い話です。
 
乳房は筋肉痛でも痛みを感じることがあります。
ホルモンバランスの変化で痛みが出ることもよくあります。

 
ある乳腺専門病院のデータでは乳房の痛みで受診された方で乳がんが見つかった率は、症状がない方の検診で見つかった率と変わりなかったそうです。
逆に乳がんが見つかった方で、乳房痛の症状がある方もほとんどいなかった
そうです。
 
痛いからと言って、乳がんを心配することはないですが、痛くて乳がんが心配になったら、
今まで検診を受けていない方はそれを機会に乳がん検診受けるとよいと思います。

 
また、「痛みがないから、乳がんではない」ということはないので、なにも症状がなくてもしっかり検診は受けてくださいね。 
 
 













 

2017-09-18 22:39:01

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赤ちゃんは、何食べてるの?

「おなかのなかの赤ちゃんは、何食べてるの?」
今日、ママの妊婦健診にいっしょに来た、もうすぐお兄ちゃんになる予定のかわいい男の子から質問を受けました。

「大きくなるためにしっかりごはん食べようね。」と 毎日言われているお兄ちゃんにとってみたら、日々大きくなるママのおなかの中の赤ちゃんは何食べてるんだろって、不思議に思いますよね。

そういえばと、自分の妊娠中のことを思い出しました。
2番目の子がおなかの中にいるときに、当時3歳だった長男に、「おなかの中で赤ちゃん今何してるかな?」ときいてみたところ、
「冷蔵庫あけて、四角いパックの牛乳だしてきて飲もうとしている!」と自信たっぷりに答えたのです。うーん、母のおなかの中に冷蔵庫は無いと思うよ(笑)。

おなかのなかで、赤ちゃんは口をもぐもぐしたり、指しゃぶりをしたりはしています。
生まれてきてから上手におっぱい飲むための練習でしょうか。
運が良ければ健診の時に超音波でその様子を見ることもできます。
しかし、残念ながら、冷蔵庫も、コンビニもおなかの中にはないので口からは何にも食べたり飲んだりはしていません。
食べてなくても、胎盤、へその緒を通してママからしっかり栄養をもらっているのでどんどん大きくなれるのです。

逆に言えば、ママのとった栄養がそのまま赤ちゃんに影響するということですね。
妊娠中のママの食生活がとても大切な理由です。
妊娠中、体重増加も気になる事とは思いますが、あまり体重の数値にはとらわれず、しっかり赤ちゃんの栄養になるものを食べることを考えてくださいね。
ビタミン、ミネラルをとるために野菜をたっぷり、体を作るタンパク質をとるためにお肉やお魚をしっかり、味付けは薄めに、甘いものや脂っこいものは控えめに です。
血糖値の変動も赤ちゃんにはよくないので、規則正しく食事をとることも大事ですね。

おなかの中での栄養状態が、子供の将来の成人病の発症率にまでかかわってくるそうですよ。

おなかの中の赤ちゃんは何を食べているのか? 正解はママと全く同じもの!
妊娠ママは赤ちゃんの将来のためにも、おいしくって健康的な食事をしっかりいただきましょうね。
 

2017-09-10 00:06:28

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がまんしちゃぁいかんのです!生理痛は。

がまんしちゃあいかんのです!生理痛は。
 
突然怒っているようでスミマセン。
いえ、怒っているわけではないのですが、もっとみんなハッピーに過ごせればいいなと思いまして。。
 
「月経ごときで、『痛い』『つらい』などいっててはいけない」
「ひとにさとられぬよう月経痛はやり過ごすべき」と思っていませんか?
あるいは、娘さんや、姉妹、友人にそう言ってしまっていませんか?
 
我慢が美徳のやまとなでしこ的な発想でしょうか?
痛くて当たり前なんだから、月経痛で医療機関受診なんて大げさと思っている人が多いらしくて、日本子宮内膜症啓発会議JECIEの調査によると、月経のある女性の約半数の方に月経痛があるのですが、治療経験のある方は100人にひとりしかいないそうです。
 
強い月経痛で月に2日間活動が制限されるとしたら、
2日間×35(初経から閉経までの年数)×12(1年間の月経の回数)= 840日
一生のうちほぼ2年4か月間もの間つらい時間を過ごさなければならないということになります
これは、自分自身にとっても一大事ですし、青年期・壮年期の女性の半数が2年4か月ずつも本来の能力が発揮できなかったり、女性のつらさをわかっていない夫や上司に誤解されたりしているなら、社会にとっても隠れた大きな損失となっているのでないかと心配になります。
 
また、月経痛をがまんするということは、将来の自分の健康を害することにもつながります。
 
若い人の月経痛はたいていは機能的な月経困難症と言って、検査しても異常が見つからないことが多いのですが、強い月経痛を放っておくと、月経血がおなかのなかに逆流して子宮内膜症という病気の原因となるという説もあります。毎月の月経が心配でうつ状態になることもあります。
 
子宮内膜症は月経のある女性の10人に1人が罹患するといわれていますが、子宮内膜症になると、痛みが月経を重ねるごとに重くなるばかりでなく、不妊症になったり、卵巣がんになりやすくなったり、さらには閉経した後にも心筋梗塞や狭心症などのリスクが上がるといわれています。
 
月経痛に関しては、我慢は美徳ではありません。
痛み止めは早めに使うのが正解です。
痛み止めが効きにくかったり、痛み止めを使う量がどんどん増えてくるようなら、迷わず医療機関を受診してください。
 
月経困難症の治療はどんどん進化しています。
今の月経困難も、将来のリスクも抑える治療法がいろいろ出てきています。
今も快適に、そして20年後も30年後も元気にハッピーに過ごしましょう。
 
とにかく、我慢しちゃあ行かんのです。生理痛は。今のためにも、将来のためにも、自分のためにも、周りのためにも!



 

2017-08-13 12:44:08

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夏のしょっかち

ずいぶんと前、私がまだ独身だったころのこと。

大学からの出向で上越の国立高田病院(現 上越地域医療センター病院)に赴任して間もないころ、
「おなかがしっくらもっくらして、トイレにばっか行きたくなるんだけど、しょっかちかね?」と言って、外来を受診したおばあちゃんがいました。
まだひよっこ医師だった私は「・・・・????」
そこで、当地で生まれ育った看護師さんが
「『しょっかち』って膀胱炎のことですよ。」と教えてくれました。
 
半年もすると、いっぱしに「すっきりしないし、痛いし、すぐまたお手洗いにいきたくなるんなら、しょっかちかもしれませんねぇ、検査してみましょう。」と言えるようになりました。
 
最近は、「しょっかち」も、「しっくらもっくら」もあまり、聞かなくなりました。ちょっと寂しい気もします。
 
しょっかちという方言をあまりつかわなくなっただけで、病気自体がなくなったわけではありません。
実は、夏の暑い時期、特に女性は膀胱炎になりやすいのです。
 
暑くなって、いつもよりたくさん汗をかくと、その分、尿量が減るので、排尿回数が減って、雑菌が繁殖しやすく、膀胱炎になりやすくなります。
夏バテで免疫力が落ちていたり、汗をかいた後クーラーにあたって体が冷えたりするのも、原因になっているかもしれません。
 
熱中症予防にも、膀胱炎予防にもしっかり水分をとることがとても大事です。
 
暑い夏を、元気に乗り切りましょう


2017-08-02 19:14:51

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